エレべーターには
ロープ式・油圧式がある?

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この記事を読んで分かること

  • ロープ式エレベーターについて
  • 機械室(マシンルーム)の「あり」と「なし」について
  • 油圧式エレベーターについて

エレベーターの駆動方式は「ロープ式」と「油圧式」の2通りあります。
この記事では、エレベーターの駆動方式について解説していきましょう。

ロープ式エレベーター

ロープ式エレベーターは、カゴと釣り合い重りのバランスをとりながら駆動させる方式です。
ロープ式エレベーターは、さらに機械室(マシンルーム)の有無によってもそれぞれ特徴が異なります。
ここでは、ロープ式エレベーターの特徴についてみていきましょう。

機械室(マシンルーム)あり

機械室ありのロープ式エレベーターは、その名の通り機械室が上部に設置されているタイプのエレベーターです。
この方式は、エレベーターの駆動方式の中でも、最もスタンダードなタイプであり低層から高層ビルまで幅広い建物で使用されています。
機械室の内部には、巻上機・制御装置・調速機・非常停止装置などが集約されており、メンテナンスも比較的容易です。
但し、機械室のスペースを確保する必要があります。

機械室(マシンルーム)なし

機械室なしのロープ式エレベーターは、機械室をコンパクト化し昇降路内に全てを集約したタイプです。
2000年以降の新築マンションに設置されたエレベーターのほとんどが、この機械室なしが主流です。
機械室がなくなることで、北側斜線制限・日影規制(日影による建築物の高さ制限)の影響を受けなくて済みます。
また、機械室がゲリラ・集中豪雨などで浸水する心配もありません。
さらに、屋上部分の機械室スペースが必要ないため、建築時のデザインを自由に設計できます。

油圧式

油圧式エレベーターは、ロープ式と駆動方式が大きく異なります。
油圧式は、下部にあるユニットからジャッキに油を送り込み、その油圧でカゴを昇降させる仕組みです。
油圧式は、上部に機械室を設置しなくても良いというのがメリットでしたが、現在は製造をしていません。
また、昇降速度の遅さや消費電力の大きさ、交換部品が手に入りにくいなどの理由から、油圧式エレベーターのリニューアルは独立系でしか行っていません。物件の事情にもよりますが場合によってロープ式へ移行するケースもでてきています。

まとめ

今回は、エレベーターの駆動方式である「ロープ式」と「油圧式」について解説してきました。
現在、エレベーターの駆動方式の主流は「ロープ方式(機械室なし)」です。
これまで、機械室ありや油圧式エレベーターを設置していた建物も、徐々に機械室なしのロープ式に変わっていっているようです。
エレベーターの駆動方式を理解し、正しい知識を持って定期的なメンテナンスを行いましょう。

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