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エレべーターには業務用(乗用)・ホーム用がある? | エレベーターラボ

エレべーターには
業務用(乗用)・ホーム用が
ある?

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  • 種類・形式

この記事を読んで分かること

  • エレベーターには用途別での種類があること
  • エレベーターは種類によって規格、法定点検などの違いがあること
  • ホーム用エレベーターは別扱いの乗り物であること

エレベーターの種類には、大きく分けて業務用(乗用)・ホーム用の2種類があります。
この記事では、業務用(乗用)・ホーム用エレベーターの特徴や違いを解説しています。

エレベーターの種類には「業務用(乗用)」と「ホーム用」がある

エレベーターには、オフィスビルやマンション、商業施設に設置されている「業務用(乗用)」と個人住宅内に設置できる「ホーム用」があります。
2種類のエレベーター、それぞれの定義や特徴をみていきましょう。

業務用エレベーターとは?

業務用(乗用)エレベーターとは、不特定多数の人が利用するエレベーターの総称です。
例えば、オフィスビルやマンション、病院などさまざまな人が利用する場所にあるエレベーターは、全て業務用(乗用)エレベーターに該当します。
また、工場などの荷物用エレベーターなどもは、業務用(荷物用)エレベーターに分類されます。
業務用(乗用)エレベーターは、基本的に6人乗り以上を定員としており、カゴの床面積が1m²以上、または、天井の高さが1.2mを超えるものでなければなりません。
ただ、通常の業務用(乗用)エレベーターの規制が緩和された小型エレベーターの定員数は、3名以下と定義されています。

ホーム用エレベーターとは?

ホーム用エレベーターの定義はその名の通り、住宅内に設置し特定の人だけが利用することを前提としたエレベーターです。
ホーム用エレベーターは、カゴの床面積が1.3㎡以内のもので、積載量は200kg以下と決められています。
また、定員数も3名以下と業務用(乗用)エレベーターと比較して小規模なのが特徴です。
もともとは、昇降行程10mという規定もありましたが、2015年の法改正により制限が廃止され事実上の規制はありません。
ホーム用エレベーターは、近年の高齢化によりますます需要が高まっています。

大きな違いは「設置できる場所」と「点検義務」

業務用(乗用)エレベーターとホーム用エレベーターの大きな違いは、2つあります。
 
一つ目は「設置できる場所」です。
ホーム用エレベーターが設置できる場所は「住戸内」に限られています。
 
一方で、業務用(乗用)エレベーターは設置場所に条件はありません。
そのため業務用(乗用)エレベーターは、住戸内外関係なく設置できます。
 
2つ目の違いは「点検義務」です。
ホームエレベーターの場合、自己責任が原則となっており法定点検義務はありません。
 
一方で業務用(乗用)エレベーターの場合は、1年に1回の「法定点検」が義務付けられています。
この他にも、義務ではありませんがエレベーターの安全性を確認するために「定期点検」を行います。
業務用(乗用)エレベーターの定期点検は、メーカーによって異なりますが1〜3ヶ月に1回程度が主流のようです。

まとめ

ここまで、業務用(乗用)・ホーム用それぞれのエレベーターの定義や違いについて解説してきました。

  • 業務用(乗用)は、マンションや病院などで不特定多数の人が利用するエレベーター
  • ホーム用は、住居内で特定の人が利用するエレベーター
  • 大きな違いは設置できる場所と法定点検義務の有無

2つの種類のエレベーターの違いを理解しておきましょう。

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