window.dataLayer = window.dataLayer || []; function gtag(){dataLayer.push(arguments);} gtag('js', new Date()); gtag('config', 'G-3TZ8L2T72M'); エレべーターの保守契約は2つの種類がある?(FM契約とPOG契約) | エレベーターラボ

エレべーターの保守契約は
2つの種類がある?
(FM契約とPOG契約)

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この記事を読んで分かること

  • エレベーターメンテナンスのフルメンテナンス契約(FM契約)について
  • エレベーターメンテナンスのPOG契約について
  • メンテナンスの会社や契約内容は途中で変えることができる

エレベーターの保守契約には、FM契約とPOG契約の2種類があります。
この記事では、エレベーターの保守契約について解説していきましょう。

エレベーターの保守契約とは?

エレベーターの点検には、法律で定められている年1回程度の「法定点検」と1ヶ月〜3ヶ月周期で行われる「保守点検」があります。
保守契約とは、この保守点検の契約内容のことであり、エレベーターの定期的なメンテナンスです。
定期的にエレベーターのメンテナンスを行うことは、重大な事故を未然に予防しエレベーター利用者の安全を守ります。
近年では、リモートでの遠隔監視も主流になってきているのが現状です。

エレベーターの保守契約は2種類ある

エレベーターの保守契約には、FM契約とPOG契約の2種類に分けられます。
ここでは、2つの保守契約の内容を解説していきましょう。

FM契約(フルメンテナンス契約)

FM契約とは、フルメンテナンス契約の略称でエレベーターの定期的な保守・点検に加え、修理が必要になった部品交換費用も月々の定額料金に含まれています。
FM契約の月額料金は、POG契約よりも高くなりますが、突発的な故障で部品交換が必要になった場合などに追加料金がかからないことが大きなメリットです。
但し、一般の方が費用に含まれるとよく勘違いされている部分として以下のケースは、FM契約の保証対象外になります。

  • 地震
  • 落雷
  • 水害
  • その他自然現象による天災
  • 故意による故障や外的要因の故障(例:いたずらや荷物をぶつけた等)

POG契約

POG契約とは、パーツ(P)・オイル(O)・グリス(G)の略称で、基本的な磨耗品のみが交換対象になっているメンテナンス契約です。
もしも、点検項目で異常が見つかり修理しなければならなくなった時は、部品代や修理費用が別途かかります。
但し、POG契約は月額料金がFM契約より安いため、月々の点検費用を安く抑えられることがメリットです。
POG契約では、メンテナンス会社と契約者側の認識のずれは、殆どありません。
しかし、POG契約のマンションの場合で、高額の部品交換が必要な場合はエレベーター所有者の意思決定と正式な依頼が必要です。
そのため、緊急を要した修理の場合に停止時間が長くなることがあり得ます。
POG契約にする場合には、いざという時にスムーズに運ぶようにどの様に意思決定をするのか事前にメンテナンス会社と打合せをされていた方がよいでしょう。

どちらの保守契約を選ぶべき?

FM契約とPOG契約、2つの保守点検契約が分かったところで「結局、どちらを選べばいいの?」と思われる方も多いでしょう。
結論としては「エレベーターの使用頻度に合わせて選ぶ」ことをおすすめします。
例えば、戸数が多いマンションに設置されている使用頻度が高いエレベーターは、FM契約がおすすめです。
また、使用年数が古いエレベーターも修理費用が頻繁にかかる可能性があるので、FM契約にしたほうが安心です。
次にPOG契約がおすすめのケースは、利用頻度が低い場合や比較的新しいエレベーターの場合になります。
少しでも費用を安くしたいのであれば、POG契約がおすすめですがエレベーターの築年数や使用頻度によっては、FM契約の方が結果的にお得になる場合もあるでしょう。
いずれの保守契約も点検項目に関しては、大差ありませんが修理が必要になった場合の料金の違いを把握しながら選ぶようにしてください。

エレベーターの保守契約の変更は可能?

エレベーターの管理者の素朴な疑問として「契約内容をメンテナンス会社変更の際に変更出来るのか」というご質問をいただきます。
以下の場合の契約変更であれば特に問題はありません。

  • POG契約 ⇒ POG契約は特に問題なし
  • FM契約 ⇒ POG契約は特に問題なし

但し、以下の場合の契約変更はメンテナンス会社の判断により、契約できない場合があります。

  • POG契約 ⇒ FM契約
  • FM契約 ⇒ FM契約

上記の場合は、部品交換の状況・劣化状況・設置年数により契約できない場合があります。
また、近々に修理や交換工事が必要な場合は新しい契約は、FM契約では受けないメンテナンス会社が大半です。
そのため、近々で基本的に工事が必要になりそうな時は、メンテナンス契約の切り替えは出来ないと考えた方がよいでしょう。
ちなみにメンテナンス会社は、メーカー ⇒ 独立系 ⇒ メーカーのメンテナンス会社の保守点検契約の変更は自由にできます。
但し、独立系リニューアル工事実施後にメーカー系保守にする場合は再度、メーカー系でリニューアル工事を行わないと保守点検契約ができないので注意しましょう。

まとめ

ここまで、エレベーターの保守契約について解説してきました。

  • FM契約は月々の料金に修理・部品交換費用が含まれている
  • POG契約は月々の点検費用は安く抑えられるが故障した際の費用は別途料金がかかる
  • 契約内容はエレベーターの使用頻度を考慮して選ぶ

2つの保守契約の違いを理解し、自分にあった契約内容を選ぶようにしましょう。

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