エレべーターの
リニューアル・改修工事の
費用相場
- リニューアル工事
- 費用・料金
- 工事
- 種類・形式
この記事を読んで分かること
- エレベーターのリニューアルや改修工事の種類別の費用感について
- エレベーターのリニューアルや改修工事の種類別の工期について
エレべーターのリニューアル・改修工事で何より気になるのが「費用相場」ですよね。
この記事では、エレベーターのリニューアルにかかる費用相場について解説しています。
エレベーターのリニューアル・改修工事の費用相場
エレベーターのリニューアル・改修工事の費用相場は、工事の規模やどこまで回収するのかによって異なります。
エレベーターのリニューアルの種類は、大きく分けるとフルリニューアルと部分リニューアルの2つです。
ここでは、リニューアルの種類別に工事費用の相場を解説していきましょう。
フルリニューアル(全撤去リニューアル)
フルリニューアルとは、文字通りエレベーターを全て新しくする工事でメーカー系だけができる工事です。
エレベーターに関する全ての部品や設備を撤去し、新しいものに取り替えるため大規模な工事になります。
フルリニューアル工事の費用は、1基あたり1,500万円〜2,500万円が目安です。
大規模な改修工事になるので、マンションの建物設備の改修工事と同じタイミングで行うケースが多いでしょう。
フルリニューアルの工期は、25〜40日間と長いためエレベーターはその間利用できません。
エレベーターが1基しかない建物では、利用者の普段の利用や引越しなどや調整が必要です。
部分リニューアル
部分リニューアルには「準撤去リニューアル」「制御リニューアル」の2種類があります。
準撤去リニューアルは、各階に設置されている三方枠や敷居はそのまま残してカゴやロープなど劣化した部分だけを交換する工事です。
制御リニューアルとは、三方枠や敷居、カゴは残したまま制御盤や巻上機を交換します。どちらもメーカー系、独立系を問わず対応ができる工事です。
費用相場としては、準撤去リニューアルが1基あたり1,200万円〜1,500万円、制御リニューアルが600万円〜1,000万円です。
工期は、準撤去リニューアルが15〜25日間、制御リニューアルが7〜10日間程度になります。
部分リニューアルは、フルリニューアルよりも工期が短く費用面も安く抑えられるので、利用者や管理者にとって負担は少ないでしょう。
但し、部分リニューアルは劣化した部分だけを改修するので、交換していないところは改めて工事が必要になる場合があります。
まとめ
ここまで、エレべーターのリニューアルや改修工事の費用相場をお伝えしてきました。
エレべーターのリニューアル・改修工事の費用は、工事の種類によって異なります。
フルリニューアル (メーカー系のみ対応) |
部分リニューアル (メーカー系・独立系のいずれも対応) |
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全撤去リニューアル | 準撤去リニューアル | 制御リニューアル | |
費用相場 (1基あたり) |
1,500万円~2,500万円 | 1,200万円~1,500万円 | 600万円~1,000万円 |
工期 | 25~40日間 | 15~25日間 | 7~10日間 |
エレベーターの所有者・管理者はリニューアルの適切な相場やエレベーターの使用状況を把握して、工事を検討するようにしましょう。
また、リニューアル後にも10~15年後にはロープ交換(費用目安100万円)などの改修工事があることを忘れないようにしましょう。